由利島の近くに大型船の航路が通っています。
関西と九州・韓国等との間を結ぶこの航路には、いろんな船が走っていておもしろいです。
仕事で、商船や漁船、巡視船、外国船など、いろんな船に関わったことがありますので、そもそも船舶には親しみがあります。
大型船航路をまたぐ必要があるとき、ビビっていてはいつまでたっても先へ進めません。
私は大型船の動きがだいたい読めますので、突進するつもりでできるだけ近づき、やってくる大型船に対して道を譲るか、先に横切ってしまうかの判断を行います。もちろん動力船に比べ手漕ぎでは圧倒的に進行速度が遅いですから、そのことを計算する必要があります。
以前、大型船が通過するラインの手前で待っていると、韓国の貨物船の船長らしき人がブリッジからわざわざ出て来て、私に向かって大きく手を振ってくれたことがありました。大型船だろうが、手漕ぎ小舟(シーカヤック)だろうが、同じ船長同士です。心通じるものがありました。
今回も大型船航路で船舶の動きを見ていたら、何やら見慣れない形の船が遠くからやってきました。もしかして自衛隊の艦船かなと思ってたら、大当たりでした。2隻が前後に並んで航行していました。呉基地に帰るところでしょうか?
通常の大型船舶であれば、シーカヤックに乗った私を見て、又は見えていないのかもしれませんが、避けることはあまりありません。でも、艦船は私たちを避けるようなラインを取っていました。おそらくかなり手前から、双眼鏡を持った見張隊員が「前方にシーカヤック発見!」と航海長等に報告し、多少避けるライン取りをしてくれたのだと思います。
私からは、ありがとうの気持ちを込めて、背筋を伸ばして最敬礼を行いました。
それにしても、機敏で足が速そうで最新型みたいな艦船で、カッコ良かったです。
由利島からDASHで帰る途上で艦船に出くわす!
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